栗コーダーのクリスマス・アルバム。待望の復活!

christmas 「栗コーダーのクリスマスII〜The Holly and the Ivy〜

栗コーダーカルテット
DDCZ-1370  2,800円(税込)
     
cd
 
 

もはや季節の定番、赤いジャケットのロングセラーアルバム「栗コーダーのクリスマス」(97年)から9年。年末恒例のコンサートで増えていった 数々のレパートリーの中から選りすぐりの楽曲に、メンバーのオリジ
ナルを加えて再構成し、冬の常備薬とも言える「緑のアルバム」 が完成しました。
そして前作同様、ゲストの駒沢裕城のペダルスティールギターも聴きどころのひとつ。
よく眠れます。


 
 
  1. キャンドルライト(K.D.Reed)
    昔イギリスで見つけた、The Cefn Hengoed Girls Choirという少女合唱団のレコード『CAROLS FOR CHRISTMAS 』からの一曲。このグループを指揮しているMr. K.D.Reedなる人物の書き下ろし曲だが、 古い賛美歌に交じって半分近く収められている彼の曲はどれも素晴らしく、新しいキャロルのスタンダードといえる。(近藤)
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  2. もろびと声上げ(Trad.)
    13〜14世紀のドイツのメロディー をベーシックな四重奏で。1番をグレゴリオ聖歌風にユニゾンで、2番をルネッサンス期の 作曲家プレトリウスのアレンジ、3番はバッハのアレンジで演奏してみました。(栗原)
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  3. The Holly and the Ivy(Trad.)
    同じく渡英中に見つけたアメリカのレコード『The Instrumental Christmas Favorites』 の中でこの愛らしい賛美歌をゴージャスなブラスサウンドに変身させた The Hollywood Pops Orchestra のアレンジを元にした。(近藤)
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  4. ベツレヘムの小さな街(Trad.)
    近代イギリスの代表的な作曲家 、ボーン・ウィリアムズの編曲をもとに、リコ―ダー×4、クルムホルン×2、ギター、テューバにペダルスティールという変則的な編成を試みました。ルネッサンス時代の合奏の 香りを残しつつ、このメンバーでしか出せないトーンが出せたのではないでしょうか。じ つはこの曲、同じタイトルでもう一つ有名なものがありますが、そちらの方はまたの機会 に。(栗原)
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  5. グリーンスリーブス(Trad.)
    この数百年、一番知られたヨーロッパのメロディーか もしれません。元々はイングランドの古い民謡でしたが、いつの頃からかクリスマスキャ ロルとしても親しまれるようになりました。独自の展開部をはさんだ栗コーダー版のアレ ンジでお届けします。(関島)
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  6. 三艘の船を見た(Trad.)
    「三艘」なのか「三隻」なのか、「船 」なのか「舟」なのか。どれもあるようですが、今回はこの表記にしてみました。有名なチーフタンズのクリスマスアルバム「BELLS OF DUBLIN」から、アレンジ、構成ともにその まま引用しています。リーダーのパディー・モローニは、どんな曲でもシンガーでも、自 分の世界に引き寄せるのが上手いなあ、と聴くたび思うのです。ちなみにティンホイッス ルの使用はバンド初。今回は関島が担当しています。(栗原)
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  7. 三人の王の行進(Paddy Molony)
    これまた パディ・モローニのクリスマスアルバム「Silent Night A Christmas in Rome」から。こ ちらも原曲のイメージそのまま、バンド用にカスタマイズしました。(栗原)
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  8. 三人の博士(J.H.Hopkins,jr.)
    原題は「WE THREE KINGS OF ORIENT ARE」で、キリストの誕生を東方の3人の博士( アラビアの王メルキオール、エチオピアの王ガスパール、カルデアの王バルタザール)が 祝福しに訪れたことに基づく有名なクリスマスキャロルです。敬愛するサックス奏者のロ ーランドカークがかつて「WE FREE KINGS」というタイトルでジャズワルツ風にカバーして いました。今回のアレンジはやや中南米寄りの雰囲気ですが、気持ちの上ではローランド カークのカバーに通じるところがあると思います。(関島)
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  9. スノーライト(近藤研二)
    何故か冬の 寒い日には自然に曲ができる。たった今自己分析してみたけど、曲を作ることで暖をとっているのかもしれない。そう考えるとこの曲も冷たかったり暖かかったりしているような気がしなくもない。(近藤)
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  10. 三日月町のクリスマス(川口義之)
    ぼくの好きな音楽のあふれる町に初めて行ったのはちょうど20年前。自分の音楽に対する接し方がいっぺんに変化した、一ヶ月半にわたる卒業旅行の終盤の頃だった。その町ではサンタはワニに引かれてやってくるらしい。(川口)
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  11. It's Christmas Time(Victor Young)
    カーペンターズのクリスマスアルバムから。カレン曰く、スパイク・ジョーンズ(監督でなく冗談音楽の)のアルバムからカヴァーしたとのこと。ネットで調べてみると……ありました。"It's a Spike Jones Christmas"、不覚でしたこれは聴いてみないといけませんね。曲はビクターヤングで、エデンの東や80日間世界一周などで有名です。今までそのことを知らずに演奏していたのですが、どうりで良い曲!(栗原)
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  12. チビ笛メドレー We Wish You A Merry Christmas(Trad.)
    〜そりすべり(Leroy Anderson)〜ひいらぎかざろう(Trad.)
    ポピュラーな3曲を選んで、いつもより1オクターヴ高い四重奏とペダルス ティールでメドレーにしてみました(クライネソプラニーノ+ソプラニーノ+ソプラノ+アルト)。クライネソプラニーノは、ソプラノの約半分の、長さ15cmほどの小さなリコ― ダーです。(栗原)
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  13. 組曲「くるみ割り人形」より行進曲(P.I.Tchaikovsky )
    チャイコフスキーの有名なバレエ音楽を栗コーダー流のややかたよった編成で演奏してみました。クリスマスの夜、少女の夢の中のお菓子の国、原曲はとても愛らしい組曲でクリスマスが近づくと聴きたくなる曲のひとつです。(関島)
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  14. It Came upon the Midnight Clear(R.S.Willis )
    どこかカントリーな香りすら漂うポップなメロディラインの賛美歌。中間部でさらに栗コーダー流のポップかつジャンクなリズムアレンジをしてみた。ヘッドアレンジの醍醐味ですごくいい演奏が残ってしまった。(近藤)
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  15. しろいおひげのおじいさん(近藤研二)
    田澤千草さんのWEB絵本「しろいおひげのおじいさん」のために書き下ろした曲。ネットだけでの公開ではもったいないので、栗コーダーバージョンとしてアレンジし、クリスマスライブで演奏させてもらっている。(近藤)
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  16. 今宵キリストは生まれ給いぬ。(Gregorian Chant)
    最も古いキリスト教音楽であるグレゴリア聖歌の曲で、元々無伴奏の単旋律で歌われるものです。今回はソプラノリコーダーのユニゾンで演奏してみました。(関島)